VJソフトウェアの開発 (2000.3.20)

【その1 始まり】

VJ始めるにあたり、ツールを1本開発することに。
今日、ちまたに出回り始めた再生系VJソフトウェアは、それ自身にミキシングの機能を持たせ、複数のクリップの合成・切り替えが行えるようになっています。
これはこれで便利なのですが、リアルタイムにクリップの再生方法を変えるという使い方には適してません。
そこで、単一のクリップ再生することに特化したAVIプレーヤーを作成することに決定。

やりたいことは、

などなど。
実装するにあたり、DirectDrawでの描画も考えたものの、面倒だったのでビデオキャプチャカードを制御する方法に変更。これならば、MCIの機能だけで実現可能(かなり手抜き)。
手元にある Canopus の Power Capture PCI はシームレスプレイバックの機能も持っているため、割とタイムラグなしに次のクリップの再生を開始できるスグレもの。当然、直接ビデオ信号を出力するので、スキャンコンバータも不要。

これらの機能を盛り込んで、Ver.0.1βが完成。
早速、SpooksLuv2.5(1999/7)に投入し、テスト。

ユーザインターフェイスとしては基本的にはマウスによるオペーレーション。ただし、ダイアログボックスなので、キーボードショートカットも使用可能。
なんとか使えるかなという感触を持ちつつも、やや使い勝手に難ありの部分も発見。
ボタンなので、押した瞬間ではなくて離した時にイベントが発生するため、タイミングが難しい。
更に、リストボックスにフォーカスがあるときはキーボードショートカットが使えない。
具体的な対応を考えることなく、SpooksLuv3(1999/10)に参加。
若干の機能追加とバグフィクスをしただけなので、タイミングの問題は解決できていない。


【その2 ユーザーインターフェイスの改良】

ダイアログボックスだからイカンのだというのはわかっているものの、いまさらウィンドウ部分をいじるのは面倒。そこで、ゲームパッドを使ってコントロールする方法を実験。
ボタンのたくさんついたゲームパッドを買ってきていざテスト。
これが思いのほか快調。いいタイミングで反応してくれる。
タイミングに関する問題はこれで、解決。


【プログラムについて】

ソースコードはToolsに置いてあります。
動作させる環境が用意できるとは思えないのですが、何かの参考になれば良いかなと思います。


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